今は北海道に住んでいるけれど神戸出身の私は
30年前の阪神淡路大震災が忘れられません。
前年の12月に父が他界して、四十九日の法要を
済ませた翌朝の激震でした。
神戸市東灘区の実家は鉄筋だったおかげで
一部損壊でしたが、ライフラインが復旧するには
かなり時間がかかりました。
余震がある度にビクビクして、リュックサックに
父のお骨を入れていつでも一緒に逃げられる様に
準備をしていました(笑)
当たり前の生活が一瞬で無くなる…
それは阪神淡路の後の東日本大震災や能登半島沖地震でも同じことが言えるでしょう。
激震の直後は
「何故こんな目に…」そう思った人は多いはず。
それでも、少しずつ…一歩ずつ…
みんなが前を向いて復興していくのです。
30年の時を経て…神戸は元気を取り戻しました。
「よりそう」という想いは
自分たちを助けてくれた方々への感謝と
自分たちと同じ様に辛い思いをしている方々への
「1人じゃないからね」というメッセージです。
当たり前の毎日がどれだけ幸せな日々で
ありふれた毎日こそが本当に幸せだということを
今日は改めて感じました。
